とある元幼稚園の先生の譫言

子どもにとってどんな園が良いのか、はたまた悪いのか、思ったことを綴ります。

園長の責任👵🏻

ここの園の園長はこどもとほぼ関わりません。

知ろうともしてません。

園長室にこもってました。

 

これが1番の原因なんじゃないかな?と考えました。

結局、高い目標だけ掲げて(山ほどのカリキュラムだけ作って)

結果しか見てないトップ(園長)の責任だと思います。

 

 

仮に私がこの園に就職したとして、クラス30人以上をスイミング、漢字やことわざ、体操、ダンス、全てにおいて完璧に仕上げなさい。

と上からお達しがあったら(逆らえない以上)

鬼になる他ありません👹。

 

 

 

 

普通の会社で、良い製品を作れだとか、営業の実績だとか、そういうこととは訳が違います。

 

相手はこどもであれ、立派な人間です。

でもこどもは先生を信じます。疑いません。体罰が違法だなんて知りません。

無理難題でも素直に従います。

 

 

本当にタチが悪いですね。

傍から見たらまるで軍隊です。

園長は見えないところで虐待まがいの教育が行われていること、見えてるんだか

見えてないフリをしているだけなのか、、

先生達の苦悩💭

そこの園の先生は、すぐ辞めてしまうことで有名でした。

 

そこで生き残っていくためには、

相当なメンタルが必要なのでしょう。

 

私も実習したことでそこからのオファーもありましたが断りました。

 

 

でも、ホームページや求人でしか知識がないような人が就職するのでしょう。

幼稚園って求人もブラックボックスすぎて本当に嫌になります(これは地方だからかな)。

 

 

先生たち。一人一人と、大人同士として話すと、割といい人だったりします。

彼女たちも元々はこどもにも優しく接していたのかな?と思ったりもします。

 

それがどうして今、こんな虐待まがいのことを平気でしているのか。

 

色々考えましたが、

こういった考えに至りました。

早期教育での洗脳🧠②

ある日、先生に用事があったか何かで

教室に30人近いこどもたちと実習生の私だけの時間がありました(普通に今考えたらその状況もありえないけど😩)

計算問題を解く時間でした。

 

1人の女の子が「筆箱がない💦」と言ってきました。

その子は普段の時間は私にニコニコしながら「先生💕」と声をかけてくれるような、活発で明るい子でした。

 

しかしその時の顔は別人でした。

まさに顔面蒼白と言った感じ。

目の前でそんな顔されて、正直焦りました。

 

私の脳内は

ん?たかが筆箱なかっただけでどした?

借りたりすればいいんじゃない?

でした。

 

 

 

でもその考えは先生が来て変わります。

その子は恐る恐る、先生に筆箱のことを伝えます。先生も能面のまま会話します。

 

その子は「たぶん○○のときにお勉強してて、そこにあると思います」

というような話をしていました。

それはそれは恐怖に包まれた顔でした。

 

実際にその部屋にあったようで、1人で探して持ってきた表情は実に安心した表情でした。

 

 

私はその一部始終を見ていて、

この園の闇を見た気がしました(ほぼ闇だけど)

こどもは先生を本当は心の底から恐れているのかもしれない。

普段はあんなに明るくて活発な子にあんな顔させるなんて、許せない。

 

と思いました。

早期教育での洗脳🧠①

ここの園の子たちはいつも「間違えないこと」「怒られないこと」「先生の顔色」

を気にしてます。

 

それは完璧でないと先生は褒めてくれないし、それどころか怒られる。ということが

日々繰り返されているから。

 

 

できなかった。けど頑張ったね。

間違えちゃったけど、次はできるよ!

人には苦手なこともあれば得意なこともあるんだよ!

 

この子達に伝えてあげたいです。

私が見た現実は何年も前ですから、まだこの現実の中で生きている子がいることに胸が痛みます。

園の変わっていることを願います(上が変わらない変わっていないとは思いますが😓)

 

 

漢字ができたって体操ができたって、

こどもたちは他の園のこどもたちと、本質は変わりません。普通の子です。

 

実習生である私に「先生〜✨だいすき〜✨」と来てくれたりして

(過密スケジュールのほんの合間に💦)

あぁ、可愛らしい一面も見られてよかった、とほっとした一瞬でした。

 

しかし現実はもっと根深かったのです、、

実習園での現実③

給食でのことです。

ピーマンが食べられない男の子がいました。

苦手な食べ物、よくある光景ですね。

「一口だけ頑張ってみる?」とか

「食べたら元気が出るよ!」とか

こどもに寄り添いながら、声がかけられたらいいですよね!

 

ですがここは違います。

どうするんだろうか、と見ていると、その子の椅子を廊下に出し、

椅子の上に苦手な給食のお皿を置いて、

その子を地べたに座らせ、

食べさせていました。

 

その光景は主任も見ています。おそらく日常的な場面なのでしょう。

 

その子は無理やり飲み込み、お皿に他のものと一緒に少し吐いてしましました。

これに対しなんの声掛けもありません。

お皿に吐瀉物が乗ったまま、悲しそうに地べたに座る男の子。

近くに先生もおり、私も怖くて声をかけられなかったのですが、

その状況が本当に悲しかった。

 

 

その子の親はそうされていることをもし知ったら怒らないのか、、

まずその子は、家に帰って親に先生にされたことを言わないのか、、

 

疑問に思ったのですが

実習を終える頃気が付きました。

 

 

この子達は物事が「できないこと」は「ダメなこと」だと

洗脳されて生きてきたのだと。

それは年少さんの時から受けてきた、この教育による洗脳のせいだと気付いたのです。

実習園での現実②

そんな状態のこどもたちですが、先生のことは好きです。

好きじゃなかったら言うことを素直には聞かないと思います。

 

でもこどもにとって、先生は第2の親です。

こどもは1人では生きていけません。

生きるために先生を信頼するしかないのです。虐待している家庭と同じです。

帰ってこない母を待ち続ける子のように、

どんな親でも、こどもは親を信じているのです。

 

 

ここの園の先生はまさにそれを体現していました。いわゆるお仕置きのようなこと。

 

先生に注意され、(やったことに対する)理由が言えなかった女の子がいました。

そしてその子はその1日のスケジュールに一切参加させず、廊下にいさせられていました。

 

みんなが体育着に着替えていても、着替えさせてももらえません。

みんながホールに移動しても、自分の教室の前にいたまま。

それを見て何もしてあげられない自分にも腹が立ちましたが、

私自身も実習生という身であり、先生に逆らえない、、

 

この現実を恨むほどでした。

このある種の虐待に私自身が加担してしまってること。悔やみました。

 

 

 

せめてこの状況に異を唱えてくれる先生が他にいたら、、

外部の人間が見ていてくれたら、、

とも思いましたが、

その状況に動じていない現場の人間達の様子から、「これがここの園の普通なんだ」

と再度実感しました。

 

救いがないな、と。

実習園での現実①

まずはじめに衝撃だったことです。

 

そこではいわゆる〇〇式を実践している園でした。

もうすぐ保護者への発表の機会があるとのことで、先生達も気合が入っていたように思います。

 

できていない子には背中を平手でパシンッ!

先生に笑顔は一切ありません。

もちろんできても笑顔で褒めるようなことはしません。

 

ホールには「褒めることの大切さ」を謳うようなスローガンが虚しくも掲げられていていました。

 

私はその光景に、ショックでただ呆然と見てることしかできませんでした。

 

 

こどもたちなんてもちろん笑顔はありません。真夏なのにクーラーもつけてもらえず

少しでもできなかったことを何度も何度も何度も鬼のような先生に注意されながら、

汗だくで繰り返し練習するのです。

 

その状況に疑問も生まれず、先生を信じて、素直で真っ直ぐな目で練習するこどもたちに本当に心が痛みました。

先生も「お母さんお父さん」という言葉を都合良く使います。

こどももパパとママの期待を裏切れない、、という感情になっています。

 

正直、こうして文章にしているだけでその光景が頭に浮かんで悲しくなってきます。

 

 

 

親は、こんな背景でできあがったこどもの姿に、喜べますでしょうか?

その姿が、我が子が園で楽しく練習し、頑張った(こどもが頑張ってることは正しいけれど)

成果だと、信じて疑うことすらしていないだろう保護者も、哀れです。

 

その無実の親にだけは、ニコニコと媚びへつらう先生達に、怒りすら覚えます。

 

(もちろん先生達をそこまで追い詰めている園の方が悪いと思いますが)