実習園での現実③
給食でのことです。
ピーマンが食べられない男の子がいました。
苦手な食べ物、よくある光景ですね。
「一口だけ頑張ってみる?」とか
「食べたら元気が出るよ!」とか
こどもに寄り添いながら、声がかけられたらいいですよね!
ですがここは違います。
どうするんだろうか、と見ていると、その子の椅子を廊下に出し、
椅子の上に苦手な給食のお皿を置いて、
その子を地べたに座らせ、
食べさせていました。
その光景は主任も見ています。おそらく日常的な場面なのでしょう。
その子は無理やり飲み込み、お皿に他のものと一緒に少し吐いてしましました。
これに対しなんの声掛けもありません。
お皿に吐瀉物が乗ったまま、悲しそうに地べたに座る男の子。
近くに先生もおり、私も怖くて声をかけられなかったのですが、
その状況が本当に悲しかった。
その子の親はそうされていることをもし知ったら怒らないのか、、
まずその子は、家に帰って親に先生にされたことを言わないのか、、
疑問に思ったのですが
実習を終える頃気が付きました。
この子達は物事が「できないこと」は「ダメなこと」だと
洗脳されて生きてきたのだと。
それは年少さんの時から受けてきた、この教育による洗脳のせいだと気付いたのです。